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大胆に阻止行動を行っているので・・・。

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 神社の受付の引き戸を大胆にブロックして灰猫が昼寝中、やってきた宅配便のお兄さんはどうしたものか思案中だった。イエ猫族は人間の邪魔をするのが大好きだ。CANON EF85/1.8 (クリックで拡大)

 

十分の一

 子供のうち10人に一人が猿に似た免疫システムを持っており、これによりエイズが進行しない場合があることが研究の結果判明した。

 サイエンス・トランスメーション・メディシン誌によれば、子供の免疫システムは自己保存のためにあえて緩慢な働きを行うそうだ。

 HIVに感染後に治療を受けられなかった子供の60%は二年半以内に死に至るが、猿の場合は同じ状況でも死ぬことはない。

 この発見はHIV感染に対する新たな治療法の開発となり得る可能性を持っている。

 ウィルスは最終的に人間の免疫システムを破壊してしまい、その結果感染症に対する防御力が脆弱になってしまう、いわゆるヒト後天性免疫不全症候群だ。

研究チームは南アフリカにおいてHIVに感染した子供170人の血液を調査した。彼らはアンチレトロ薬治療を受けないにもかかわらずエイズの進行が見られないという特徴があった子供たちだ。

 テストの結果、彼らの血液中の1ml中に含まれる免疫不全ウィルスの数は数千個もあることがわかった。

 通常であれば、免疫システムが感染に対抗するために過剰反応を起こして深刻な病気に至るはずだが、それは起こっていない。

 オックスフォード大学の研究チームのフィリップ・グーダー教授は、本質的に免疫システムは可能な限りウィルスを無視していると語った。

 「ウィルスを攻撃するのは最悪の対応ともといえる」

 正攻法ではなく、攻撃を控えることで免疫システムが守られる。

 HIVは免疫システムの戦士ともいえる白血球を殺す。

 そして体の防御系が暴走して連続的な炎症レベルに達することでより多くの白血球が死ぬことになる。

 グーダー教授は「この研究の成果のひとつは、HIVそれ自体が病気というより、免疫系の反応が問題だ」ということがわかったことだと語った。

 ウィルスとうまく共存している10%の子供たちのやり方は、40種以上の非人間霊長類の種がSIVとバランスを保っているのと良く似ている。

 彼らは何万年もかけてウィルスと折り合う方法を見つけ進化してきた。

 「自然淘汰がその経緯の中でうまく働き、同様の現象が子供たちの中にも起こったのだろう」と教授は述べた。

 戦いか共存か?

エイズに対するこの子供の防御法はとても独特といえる。

 大人の場合はウィルス全てを排除しようとして結局は失敗に終わる。

 子供の免疫システムは比較的寛容な部分を持ち、大人になるにつれて攻撃的に変化する。水疱瘡などの例を見れば大人の場合の過激な反応さがわかる。

 しかし、このことは子供のうちは役にたつものの大人になるにつれてエイズ発症のリスクが高まる。

 あるものは発症、他者は免れることとなる。

 米国エモリ大学のアン・チャーロウディ博士とグィドー・シルヴェストリ博士は、この研究は人類のHIVに対する共進化の最初の兆候を見つけたものかもしれないと述べた。

 「これにより新たに見つかったHIVは非進行性で治療の必要がないと臨床学的に言えるかどうかはまだわからない」と彼らは付け加えた。

 「この調査は思春期におけるパートナーからの感染がHIVの予防につながるかもという複雑な示唆をも示す」

 HIV感染者はアンチレトロウィルス薬を用いれば通常と同じ平均寿命を全うできる。

 しかし過敏な免疫システムは元には戻らず、心臓疾患、ガン、痴呆症などのリスクを背負うことになる。

 グーダー教授は今回の子供たちの調査の結果は、HIV患者の免疫システムの平衡化の助けになると期待している。

 彼はBBCの取材に対して「子供たちを研究対象とすることで、全く新しい治療法の開発の光明が見えてきた、長い時間はかかるだろうがHIV感染者には朗報だ」と語った。(BBC NEWS HEALTHより)

 新たな治療法へのヒントが人間自体の体内で創造されていたとは、自然の進化は偉大だ。一見無駄に見えることでも自然淘汰のシステムの中では重要な役目を果たしているのだろう。進化論の解釈の難しいところだ。

 時間さえかければ花粉症やアトピー性皮膚炎に対する抵抗力(非抵抗力?)のある世代が生まれるのかな。

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