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せっかくの昼寝を邪魔されてしまって・・・。

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 茂みで寝ていたのを境内に遊びに来た近所の子供に見つかってしまい・・・騒がしいのは苦手なので脱出、日陰でちょっと一休み。SIGMA 60/2.8 DN(クリックで拡大)

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 縁台の上には稲穂が置いてある、秋の収穫祭にでも使うのだろうか。(クリックで拡大)

 

知能

 人の賢さというか頭の良さを数値化したものが知能指数、100が平均的な値でIQ140もあれば周りから凄いと言われそうだが、研究者に言わせると上下限側は誤差が大きいので・・・といった程度で当たり外れがあるらしい。

 知能を測るテストの起源を辿っていくと19世紀の終わり頃に開発された精神テストというものがあり、これは精神遅滞児の選別に使われたとも。当時のテスト問題の内容を見ると第1問目が握力・・・どうやら肉体的なパワー = 精神的な強さと考えられていたらしい。

 当然のことながらどうもこのテストは怪しいという事になり、統計的な分析を行った結果は案の定、次に現れたのは現在も改訂されながら生き残っている知能テストの原型とか。テスト内容は試行錯誤的に練り上げるというもので、これはこれで怪しい。

 結局のところ、学術的には100年以上もかけたにも関わらず知能の定義が定まっていないというから驚きだ。メディアに頻出するAIは人工知能と記されるが、その知能って何?といった状態だ。

 企業の人材教育や幹部選抜に用いられる適正試験なども試験結果とその後の業績の相関はさっぱりで、サービスを提供している業者の言い訳は日本の特殊な社会環境のせいで誤差が・・・とかいうから酷いものだ。そのせいかお値段はリーズナブル。

 知能指数はそれを受けたグループの中での値でしかなく、誤差も大きい、しかも毎年上昇傾向があるので数十年前の知能テストの結果を自慢すると頭の悪さが露呈するので注意しなければいけないとも。

 *知能テストは何種類かあって、計算式も何度か改訂されている。ちょっと古い広辞苑などの記載は間違っている。despair

 

甘藷

 アフリカでは数百万の子供たちが栄養失調に苦しんでいる。その対抗手段としてウガンダで開発された新種のビタミン強化型のサツマイモが注目を浴びている。

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 エボラ出血熱やジカ熱ほど話題にはならないが、ビタミンA欠乏症はサハラ以南のアフリカ諸国では重大な健康問題で致死率も高い。

 アフリカ大陸全体では4,300万人の子供が影響を受けているとの見積もりもある。

 関連疾患として挙げられるのは、失明・発育不良・易罹患・早逝などがある。

品種改良

 オレンジ肉サツマイモ(OSFP's Orange-fleshed sweet potatoes)はアフリカ原産ではないが作付け拡大のために品種改良が行われている。

 今や研究者はこれを栄養失調に対抗する援軍としてアフリカ原種との融合を研究している。

 これは単なるサツマイモの1品種ではなく、βカロチン色素を多く含みビタミンA失調症に有効だ。

 今月初旬にウガンダの科学者ロバート・ムゥワンガ氏は有名なワールドフード賞の共同受賞者として賞金25万ドルを手にした。

 この賞は世界の食料の品質・収量・適応性の拡大などに貢献した人物に与えられるものだ。

健康で外観も

 この研究により農家は、ウガンダの赤い土壌に由来するサイレントキラー(ビタミン失調症)の撲滅を担う作物の耕作に勤しんでいる。

 そんな農家のひとりが45歳のアグネス・カルヤさんだ。彼女は2007年から中央ウガンダの農場でこのオレンジのサツマイモを育てており複数の恩恵を受けている。

 「これの良いところは食べても病気にならないところさ」

 「うちの家族は皆元気だし肌のツヤも良くて年相応の見栄えを保っている、収量は多くて食料には困らないし飢えることもない」

 「売れば現金収入にもなる」

見える解決策

 ウガンダの農家の44%以上で栽培されているこのサツマイモは全国的な安定した食料源だが、一般に消費されている白い品種にはビタミンAはあまり含まれていない。

 品種改良の過程で科学者たちは、ローカル種と世界中から集めたビタミンを豊富に含む品種を掛け合わせて、現地の嗜好と気候に合った品種を作り出した。

 ムゥワンガ博士はウガンダにおける微量栄養素失調との戦いにおいて農業ベースの戦略を推進した。

 彼の業績はウガンダのみならず大陸全土の問題に目に見える解決策をもたらした。

ビタミンAカプセルの配布

 「かつてビタミンA錠をコミュニティーへ配布しようとするキャンペーンがあったが支持が得られなかった、お分かりになるだろうが、全土において錠剤を配布するのはかなり困難が伴う」

 調査によれば半年ごとの錠剤1錠の服用で子供の致死率は25%も下げられる。しかし遠方の村々への配布は困難でしかも高くつく。

 サイエンス・ダイレクトの報告書によれば、ビタミンA錠配布に必要なコストは、一回あたり2.7ドルでグローバル対応となると年間30億ドルが必要となる。

 安定して必要な栄養素を供給出来る農産物ならずっと安くあげられる。

農産物の宣伝

 このアイディアは以前にも試されたがうまくいかなかった。

 ビタミンAを豊富に含む"ゴールデン・ライス"も同様の課題を克服するものとして導入されたが激しい議論を招いた。有機的な方法でしかビタミンAを供給できないという批判が高かった。

 品種改良は往々にして遺伝子操作を使って行われるが、ムゥワンガ博士と仲間は伝統的な品種改良術のみでサツマイモの品種改良び取り組んだ。

 ワールドフード賞を獲得した研究は最も成功した品種改良の手法として賞賛された。

 ムゥワンガ博士によれば、このような大きな恩恵をもたらす作物にもかかわらずその普及推進宣伝活動が欠けていたそうだ。

 「どこへ行ってもソフトドリンク、アルコール、食べ物の宣伝を目にする事はあっても、農作物のそれを見る事はない」「命を救うものなのに、それを推進する文化がないのだ」

 普及推進運動が必要だった、大部分のコミュニティーは硬くて澱粉質の白や黄色のサツマイモに慣れきっていて、受け入れられるには柔らかでオレンジ色のサツマイモの恩恵を伝える必要があった。

 博士は今も希望を持っている。

 今までに数千のウガンダ農家がこのオレンジのサツマイモを受け入れてきた、2018年までには237,000の農家が受け入れるだろう。(BBC NEWS AFRICAより)

 日本に甘藷が到来したのは江戸時代の種子島で琉球国からの伝わったものだった。これが全国に広がって飢饉の際の食料となり、生き延びた民の子孫が我々なのだ。

 種子島には第二次世界大戦後にスマトラ島のセルダンからの復員兵により現地のサツマイモが持ち帰られた。これを品種改良したものが今ブランド品として有名な安納芋だ。平成27年度実績では、西之表市で生産される甘藷の半数が安納芋となっている。

 食料自給率の低い日本において甘藷は無視できない食物かもしれない。

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